「管理者」と聞いて、皆さんは何を思いつくでしょうか。

「管理者」とは、一般的には「管理職」であったり、「システム管理者」であったり、「マンション管理者」や「衛生管理者」など、様々な分野の管理者がいます。

経営者も会社(全社)の管理者といえ、学校の校長・教頭は学校の管理者、一般家庭の父親・母親も家庭の管理者であり、家計の管理者であったりします。
大家も不動産の管理者であり、農家も農地の管理者であるともいえるでしょう。

「管理者」は、日常的に管理業務を行っていますが、「管理される側」からの様々な要望や、トラブル等により非常にストレスがかかる一方で、「管理者」という立場から対等な目線で相談できる相手がいないことが多く、サポートを受けられる状況も少ないことから、孤独な状況に陥り、その悩みを抱え込んでしまうことが数多くあります。
そうして手詰まりの状況となってしまった場合、「管理者」の管理手法は空回りし、「管理される側」からは非効率な管理を受けることで不満が高まり、両者の関係性が悪化することは避けられないのではないでしょうか。

自治体や中小企業においては、特にICTの知識を持った職員・従業員の不足が顕著であり、自組織の「IT化」が遅れているなど、それが管理者の悩みとなっているのを自覚していても、どうしたらよいかわからない、またはわからないがため、効果があるかどうかもわからないまま、営業マンの言いなりにならざるを得ないという状況にあることが多くあると思われます。

そこで、私たちは「管理者」のよき相談相手となり、地に足のついた、適切な支援を行っていくことで、以下の目標を達成していきたいと思っております。

①管理者を支援することで、管理者の悩みを解消し、管理効率の改善を推進する
➁管理効率の向上により業務効率が改善し、生産性が向上する
③生産性の向上により、業績の向上や従業員の昇給、ワークライフバランスの向上に繋がり、モチベーションアップにつながる

特にICTの側面から費用対効果の高い提案を行い、併せて経営・財務等の側面から支援していくことにより、管理者の悩みを解決し、本業に集中できる体制を作ると共に、持続可能な組織を作りをサポートすることを目標としています。

そして持続可能な組織が広がれば、持続可能な社会の実現ができると信じています。

法人の形態として、一般的な「株式会社」ではなく、「一般社団法人」の形態をとっていることにつきましては、営利を目的とせず、日本の管理者のために活動していくことを決意した証であり、資本の論理に左右されず、持続可能な組織を作り上げ、新しい公共の形を作っていくことを目的としたためです。

当法人は設立されたばかりであり、まだまだ至らないところがたくさんあるとは思います。
しかしながら、支援させて頂く皆さんと共に成長していきたいと願っておりますので、ご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

一般社団法人日本管理者支援機構 代表理事 藪上 憲二

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